仮設計画図

外部足場計画図(建築物件)の書き方 枠組足場-9-詳細図の作図

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仮設図面では、これといったはっきりしたルールが無く、書く人によって過程も結果も様々です。

私の作図法はあくまでサンプル1にすぎません。

 

詳細図の作図(枠組足場)

作図の最後は詳細図になります。

足場の種類によって、詳細図の種類も様々ありますし、その物件の計画によっても必要な詳細図の種類は変化します。

よって今回は、オーソドックスな詳細図の項目を例として挙げていきます。

 

 

足場コーナー詳細図

平面図を参考に、足場のコーナー部を書きます。

標準的な形状のコーナー部を書くことが多いですが、イレギュラーな形状のコーナー部を追加で求められることもあります。

実際の物件に即した状況の詳細図にしましょう、詳細図と同じ足場コーナーが平面図の中に存在しないというのではダメです。

注意するべき点として、単管手摺は建枠建地の内側に設置します。

 

 

 

階段詳細図

立面図を参考に階段部の詳細図を書きます。

階段枠しか使っていないのであれば、それだけでいいですが、タラップ付布板を使用している場合はそちらの詳細図が必要な場合もあります。

 

断面詳細図

断面図を参考に、標準的な部分を書きます。

この断面図詳細図で、この物件の使用部材(下さん、先行手摺、巾木、落下防止養生等)を示す重要な詳細図です、これを省くことはまずないでしょう。

 

 

脚部詳細図

断面図を参考に書く詳細図です。

最下段に高さ調整枠を使用するのが標準となっている物件等でなければ、この詳細図はどの物件においてもあまり変化はないものです。

ただし、脚部単管調整部に設置するクランプ個数は強度計算により導き出されるものです。計算書の内容を参照し、整合性を取りましょう。

 

 

梁枠詳細図

立面図を参考に書く詳細図です。

梁枠のサイズが2スパン、3スパン、4スパンと数種類ある場合は、物件中で使用している種類の数だけ書くのが基本ですが、レイアウト時のスペースの問題で省略し、どれか1パターンだけ作図ということもあります。

方杖材の有無、設置方向に立面図との間に食い違いがないか注意して書きましょう。

 

 

 

屋上渡り詳細図

断面図を参考に書く詳細図です。

断面詳細図と内容が被る部分があります、逆に言えば断面詳細図と使用部材に食い違いが無いように注意しましょう。

屋上渡りに限らず、本設側への渡り設備は様々な形状で計画することがあります、その物件の内容に沿った詳細図にしましょう。

 

 

壁つなぎ詳細図

断面図を参考に書く詳細図です。

壁つなぎの設置時に前述しましたが、壁つなぎの種類は外壁の種類に合わせて様々です。

下図はコンクリート(新築工事)の壁つなぎ詳細図ですが、その他にもコンクリート(改修・解体)、鉄骨、胴縁、壁あて、やらず等の控え方法があり、それぞれに合わせた詳細図が必要になります。

特に胴縁の壁つなぎは、外壁材によってさらに数パターンに分けられます。

各種カタログを参照して状況に合わせた壁つなぎ詳細図を作図しましょう

 

 

この他にも、様々な状況やそれに合わせた方法があります。

それはいつの日か具体的な物件を参考に紹介していきたいと思います。

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