仮設図面では、これといったはっきりしたルールが無く、書く人によって過程も結果も様々です。
私の作図法はあくまでサンプル1にすぎません。
立面図の足場配置(枠組足場)
仮設部材の配置としては、立面図が最後の手順となります。
下図のように、立面図データの上に平面図を回転させつつ、通り芯を基準に配置し、その平面図からのラインを基準に立面図を配置していくと、平面と断面の整合性がとりやすいです。
まずは建枠の配置をします、割付は上にある平面図を元に、足場の高さは先に書いた断面図を元に配置していきます。
このときに、奥に配置される足場が手前に配置される足場で隠れる場合は、その部分を削除しましょう、前後の足場を重ねて表現するのは好ましくありません。
よって、足場は奥から順に配置して、最後に最も手前に表現する足場を配置するという順序が望ましいでしょう。
続いて、付属部材や昇降設備の記入をします。
仮に設計条件として、今回は
外部側
下さん、メッシュシート
躯体側
落下防止養生(伸縮ブラケット+落下防止ネット)を2段毎、巾木を落下防止養生と交互に配置
という条件で配置してみます。
足場の最下部には寝ガラミ単管、最上部には頭ツナギ単管を記入します。
屋上渡りによって、足場段数が1段追加される部分も下図のように表現します、それによって奥の足場が隠れる場合は、隠れる部分を忘れずに削除しましょう。
この他にも、様々な状況やそれに合わせた方法があります。
それはいつの日か具体的な物件を参考に紹介していきたいと思います。
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