仮設計画図

外部足場計画図(建築物件)の書き方 枠組足場-1-足場平面割付

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仮設図面では、これといったはっきりしたルールが無く、書く人によって過程も結果も様々です。

私の作図法はあくまでサンプル1にすぎません。

 

足場平面割付(枠組足場)

下絵の準備が整いましたので、ここからが仮設計画に入ります。

外部足場計画図の良し悪しのほとんどが個の平面割付で決まってしまいます。

しかし、平面割付に100点はありません。

それは先方の好みによって求められるものは様々なためです。

同じ建物の計画でも、担当者が変われば、まるで違う計画になることもあります。

 

 

枠組足場の部材は多種多様ありますが、今回は下図の部材で話を進めていきます。

幅は610mm・914mm・1219mmの3種類。

ピッチは1829mm・1524mm・1219mm・914mm・610mmの5種類です。

平面計画をするときには、特別な指示がない限り、できるだけピッチ1829mmのものを多く使います。

その他のピッチの部材は、調整部材として使います。

本設構造物からの足場の離れは基本的には300mmという希望が多いです。

300mmという基準の場合には

新築工事では300mm~450mm(300mm以下はできるだけ避けましょう)。

改修工事では250mm~400mm

解体工事では200mm~400mm

大体この範囲の数値になるように計画しましょう。

 

足場のコーナーの作り方にはいくつかのパターンがあります。

 

通常はできるだけ多くのコーナーをパターン1やパターン2の形で納めるようにします。(パターン1とパターン2のどちらの方がよいのかは、好みによりますので、事前に先方に確認を取りましょう。)

 

調整しきれないコーナーをパターン3やパターン4の形にして、極力少なくします。

割付上でコーナーの70抱きが不可な場合は、建地同士の間隔を必ず最低でも200mm以上確保しましょう。

 

外部養生が防音パネルや養生枠を使用する場合はパターン5やパターン6をメインに、調整しきれないコーナーをパターン3やパターン4の形にして、極力少なくします。(この場合はパターン1やパターン2はNGです。)入隅コーナーを隙間なくおさめることはできないので、隙間をできるだけ小さくします。200mm以上かつ可能な限り小さい隙間にしましょう。

 

この他にも、様々な手法があります。

それはいつの日か具体的な物件を参考に紹介していきたいと思います。

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