仮設図面では、これといったはっきりしたルールが無く、書く人によって過程も結果も様々です。
私の作図法はあくまでサンプル1にすぎません。
昇降設備の設置(くさび緊結式足場)
昇降階段はW=1219とW=914には設置できますがW=610以下の足場には設置不可です。
また、踊り場となる1スパンも両側に必要になってきます。
以上のことから昇降階段を設置するには最低でもW914以上、3スパン以上が必要となります。
これを満たせない場合は垂直梯子・ハッチ付布板を設置するなどして対応しましょう。
昇降設備は建物の形状にもよりますが、概ね40m~50m毎程度の間隔で設置しましょう。
昇降設備の設置方法には様々な種類があります。
スペースが少ない場合の形状は限られてきますが、自由に選べるスペースがある場合は好みによって人それぞれです。
代表的な形状は以下のパターンがあります
パターン1とパターン2はできるだけ避けたほうがよいでしょう。
パターン3とパターン4が最もオーソドックスな形になります。
パターン5とパターン6のような形を求められる場合もあります。
パターン7はW=610に昇降設備(ハッチ付布板)を取り付けた場合です。
昇降設備の最上部には、上図のように屋上への渡りも設置しましょう。
上図は伸縮ブラケットと自在ステップを使用した渡り図ですが、他にも単管と足場板で作るなど、様々です。
この他にも、様々な状況やそれに合わせた方法があります。
それはいつの日か具体的な物件を参考に紹介していきたいと思います。
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