仮設図面では、これといったはっきりしたルールが無く、書く人によって過程も結果も様々です。
私の作図法はあくまでサンプル1にすぎません。
足場平面割付(ブラケット一側足場)
ブラケット一側足場は主に、単管・伸縮ブラケット・足場板の3つの部材を使って設置します。
それにより、枠組足場や、くさび緊結式足場よりも比較的自由な形状で作ることができます。
また、枠組足場や、くさび緊結式足場が設置できないような狭所での設置に適しています。
足場板に鋼製布板を使用する場合には、布板のサイズによって建地単管の間隔が決まります。
1829mm・1524mm・1219mm・914mm・610mmの5種類となります。
足場板に鋼製足場板等を使用する場合には1800mm以内であれば建地単管の間隔は自由です。
また狭所に設置する場面が多いので、あまり機会はありませんが、伸縮ブラケットの種類を大きいものにすることで、枠組足場等と同等の幅の足場にすることも可能です。
しかし、その場合は建地単管への負荷が非常に大きくなるので足場の高さ制限が厳しくなってきます。
例外もありますが、建地単管は外部養生側に設置することが多いです。
平面計画をするときには、特別な指示がない限り、できるだけピッチ1829mm(1800mm)のものを多く使います。
その他のピッチの部材は、調整部材として使います。
本設構造物からの足場の離れは基本的には300mmという希望が多いです。
300mmという基準の場合には
新築工事では300mm~450mm(300mm以下はできるだけ避けましょう)。
改修工事では250mm~400mm
解体工事では200mm~400mm
大体この範囲の数値になるように計画しましょう。
足場のコーナーは調整が聞くので、次のように作れることがほとんどです。
調整スパンは、コーナー部よりも直線部の途中に設置する方がきれいにおさまります。
この他にも、様々な手法があります。
それはいつの日か具体的な物件を参考に紹介していきたいと思います。