仮設図面では、これといったはっきりしたルールが無く、書く人によって過程も結果も様々です。
私の作図法はあくまでサンプル1にすぎません。
断面図の足場配置(くさび緊結式足場)
断面図を切る場所は、各方向最低一ヶ所かつ、すべての足場の足元レベルが表現できるように決定します。
よって、計画範囲の形状が複雑な程必要な断面図の数は増えていく傾向にあります。
下図のように、断面図データの上に平面図を回転させつつ、通り芯を基準に配置し、その平面図からのラインを基準に断面図を配置していくと、平面と断面の整合性がとりやすいです。
足場のレベルの決定方法は、1FL+300~500mm程度の高さに通路を通せるように設置します。
最上段は先行手摺。
調整支柱は最下段に持ってきます。
続いて、付属部材や昇降設備の記入をします。
最上段の両側に巾木を設置します。
昇降設備は垂直梯子を平面図の位置に合わせて設置します。
足場の端部にはスロープを設置します。
支柱材の使い分けは下図のようになります。
H=3600・H=1800---中段以上における基本部材、最下段には使用不可
H=1350---下から2段目の調整で使用可、梁枠上で使用可、最下段には使用不可
H=1125・H=900---下から2段目の調整で使用可、最下段に使用可
H=2700・H=675・H=450---最下段にのみ使用可
H=900(トップ支柱)---最上段にのみ使用可
この他にも、様々な状況やそれに合わせた方法があります。
それはいつの日か具体的な物件を参考に紹介していきたいと思います。
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