仮設図面では、これといったはっきりしたルールが無く、書く人によって過程も結果も様々です。
私の作図法はあくまでサンプル1にすぎません。
本設構造物断面図の作図
平面図が出来上がると、その平面図を元に断面図を書いていきます。
断面図においても、平面図の作図時と同じく構造図のCADデータ貼り付けはやってはいけません。
先に書いた支保工平面図のラインとのズレが生じないように0から線を引いてきましょう。
支保工平面図には梁サイズやスラブ厚は書き込みますが、躯体のレベルは書き込みませんので、断面図を作図する際には構造図の「2階伏図」と「3階伏図」で躯体レベルを確認しつつ作図しましょう。
まずは平面図において断面図を切る場所を決めます。
必要な断面図に決まったルールは無いですが、すべての躯体パターンおよび、すべての支保工パターンを表現するつもりで断面箇所を決めていきます。
ですので実際には平面図において先に支保工部材を配置した後に断面箇所を決めるのが望ましいこともあります。
今回の説明では躯体のみの断面図を先行して作図します。
断面箇所が決まったら、平面図に補助線を書いていきます。
今回の断面図は
X方向
・小梁下
・大梁下
・スラブ下
Y方向
・スラブ下
・大梁下
以上の5か所の断面図を作図します。
X方向-小梁下断面図
X方向-大梁下断面図
X方向-スラブ下断面図
Y方向-スラブ下断面図
Y方向-大梁下断面図
平面図と同じく、切断面はハッチングしていきます。
この他にも、様々な状況やそれに合わせた方法があります。
それはいつの日か具体的な物件を参考に紹介していきたいと思います。
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